2013年10月18日金曜日

木材利用ポイント制度とは?

Q.木材を利用した住宅を建てたり、買ったりするとポイントがもらえる制度とは、どういうものですか。


A.地域材の適切な利用により、森林の適正な整備・保全、地球温暖化防止などを推進するため、木材利用ポイント制度が実施されています。地域材というのは、都道府県によって産地が証明される制度やそれと同程度の内容の制度で認証された木材・木製品などのことで、制度の概要は以下の通りです。

(1)木造住宅(棟別申請)
一定の地域材を利用した木造住宅が対象で、1棟当たり30万ポイント(30万円相当)が付与される。東日本大震災の被災地は50万ポイント。

(2)内装・外装木質化
一定の地域材を利用した住宅の内装・外装工事などが対象。新築だけではなくリフォームも対象になる。部位ごとに発行ポイントが定められていて、1棟当たり30万ポイントが上限。

(3)木材製品及び木質ペレットストーブ・薪ストーブ
製品ごとに設定された下限価格の10%相当が付与されるが、上限は1製品当たり10万ポイント。

(1)(2)は木材利用ポイント事務局に登録された事業者が、今年4月1日から来年3月31日までに工事に着手したものが対象で、(3)は今年7月1日から来年3月31日までに購入したものが対象になります。

内装などに地域材を使った木造住宅なら、(1)(2)の合計で最大60万ポイントになり、薪ストーブなどを購入すれば70万ポイントになります。ただし、(1)(2)は一体的にポイント申請できますが、(3)は別途申請が必要になります。

ポイントは、地域の農林水産品、商品券・プリペードカードなどと交換できます。また、即時交換という方法もあります。これは、登録工事業者が請負契約に基づいて、ポイント発行対象工事と一体的に実施する、別の木材を使った工事費用に充当するものです。たとえば、作り付けの家具などに充当できます。

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