マンション発売７７％増

不動産経済研究所が１６日発表した９月の首都圏（東京、神奈川、埼玉、千葉）のマンション発売戸数は、前年同月比７７．３％増の５９６８戸の大幅増となり、５か月連続で前年実績を上回りました。９月としては２００６年（６４８８戸）以来、７年ぶりの高水準となりました。

来年４月の消費増税前の駆け込み需要を見込んで、不動産各社が大型物件を集中的に発売しました。平均価格が１億円を超える高額物件が即日完売した例もあり、発売した月に売れた物件を示す契約率は、首都圏で１４．２ポイント増の８３．５％と４か月連続で８０％台を維持し、好不調の目安とされる７０％を８か月連続で超えました。

近畿圏（大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山）の発売戸数も８５．３％増の３６７１戸と前年を大きく上回り、０２年（３１９７戸）以来、１１年ぶりの水準でした。