2015年1月17日土曜日

ログハウスで暮らす その2

◆「自宅」9割超

北欧生まれのログハウスは、国内では1970年代から主に別荘用として普及してきました。バブル崩壊後は別荘需要の縮小に伴ってログハウス販売も低迷しました。

ですが、2000年代に入り建築基準が緩和され、防火面を理由に制限されていた都市部住宅地での建築が可能になりました。また、以前はロフト(屋根裏)付きの平屋しか許可されませんでしたが、本格的な2階建ても建てられるようになったことから、自宅用として注目され始めました。

国土交通省の統計によると、「丸太組構法(ログハウス)」の13年度の建築確認数は前年度比20%増の774棟。このうち半数超を手がけたアールシーコアでは、自宅用の割合が94%を占めました。30〜40代が都市近郊に建てる例が増えているといいます。

ログハウスメーカーのTALOインターナショナル(東京)は、東京都世田谷区で「都市型ログハウス」のモデル棟を公開中です。昨年12月には兵庫県三田市に価格を抑えた新商品「GROOVE」(延べ床面積102平方メートル、工事費込み1780万円前後〜)の展示場もオープンさせました。北欧産木材を使い、30代を照準に販売を強化しています。

フィンランド生まれのログハウスメーカー、ホンカ・ジャパン(東京)は、屋根をフラットにすることで2階にも十分に部屋を確保できる総2階タイプの「フィクス」(価格は非公表)などを販売。首都圏を中心に受注が増えているといいます。

※木のぬくもり 魅力と注意点
日本ログハウス協会(正会員約80社)によると、丸太を水平に組んで作ったログハウスは断熱性に優れ、木が室内の湿気を吸収して湿度を調節します。木のぬくもり感や香りが安らぎを与え、リフレッシュ効果も期待できるといいます。
ただ、注意点もあります。生きた木材を使うために、木の収縮によりひび割れや、「セトリング」と呼ばれる沈み込みが起き隙間が空くこともあります。建物完成から2〜3年程度はボルトの締め直しなどのメンテナンスが必要です。
また、室内は柱が少なく開放感のある吹き抜けタイプが主流のため、独立した小部屋を多く確保しづらい面もあります。

(完)

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信和不動産株式会社
梅ヶ丘店 三浦 祐一
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