2014年4月25日金曜日

リフォームの瑕疵保険制度とは

Q.リフォームにも瑕疵保険制度がるそうですが、どんな仕組みなのでしょうか。


A.新築住宅に比べて割安感のある中古住宅を買って、自分たちなりにリフォームして住みたいと考える人が増えています。その際気になるのが、リフォームを巡る契約や欠陥工事などのトラブルですが、それをなくそうということで実施されているのが、「リフォームかし保険」です。これを利用するには、リフォームする人(発注者)が保険法人の登録事業者に発注、保険への加入を依頼します。

登録事業者というのは、国土交通大臣が指定した、住宅専門の保険会社である住宅瑕疵担保責任保険法人(5法人)に事業者登録されたリフォーム会社のこと。登録にはこれまでの実績など、一定の基準を満たす必要があり、登録事業者は一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険協会の「登録リフォーム事業者検索システム」で探すことができます。

保険に加入すれば、リフォーム工事の施工中や完了後に、第三者の検査員(建築士)による現場検査が実施されます。問題があった際、是正しなければ検査に合格しないので、質の高い施行が確保され、欠陥の可能性が低くなります。それでも、工事終了後に欠陥が見つかった場合、リフォーム会社に保険金が支払われるので、発注者は無償で直してもらえます。会社が倒産した場合には、発注者が保険法人に保険金を直接請求し、そのお金で他のリフォーム会社に修補を依頼できます。

保険料は、リフォーム会社が負担するため、発注者の負担はありませんが、リフォーム代金のなかに保険料分が含まれる場合もあります。保健期間は構造耐力上主要な部分については5年間、それ以外の部分は1年間です。補償内容などは保険法人により異なることもあるので、契約時に必ず保証書を受け取って、内容を確認しておきましょう。

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