高齢者が使いやすいトイレのドアが注目されています。開口部が広く取れる引き戸など、車いすの人や介助が必要な人も動きやすいよう工夫された商品が登場しています。
横浜市の戸建て住宅に住む主婦(76)は、7月に居間や寝室の段差を解消する改修工事を行いました。その際、寝室と続きになった縁側を改修してトイレを新たに作りました。女性は、5月に転倒して左足を骨折。「車いすを使うことになるかもしれないので、ドアは開口部の広い商品を選びました」
このドアは、大建工業(東京)が6月に発売した「ひきドア」。トイレのドアは幅70センチ前後の開き戸が多いですが、ひきドアは開口部が最大約120センチになる引き戸タイプ。ハリや天井に取り付けた上部のレールから3枚連動のドア板をつるす構造です。ドア板をスライドさせたり、重なったドア板を開き戸のように使うことで、開口部が段階的に広がります。本体価格は22万6000円(税抜き)から。
建材メーカー、アイカ工業(愛知)も、昨年3月から開口部を広く使えるトイレのドアを扱っています。壁2面を使い、引き戸と開き戸をL字形に設置します。開口部の幅は108センチで、同社の通常商品より20センチほど幅が広く、引き戸はレールからつるすタイプです。「車いすが旋回できるスペースを確保しています」と同社の担当者。本体価格は21万9500円(税抜き)から。
こうしたドアは、リフォームで取り付けることもできます。ただ、開口部を広くするために、壁を一部壊す必要があることが多いようです。
高齢者や車いすの使用者には開き戸より引き戸の方が使いやすいといいます。引き戸は開け閉めの際に前後に動く必要がなく、開き戸よりも動作が少なくて済みます。
開き戸から引き戸に替える際は、ドアを引けるスペースがあるか確認をします。コンセントが隠れてしまわないかなどにも注意して下さい。また、引き戸にすると、構造によっては隙間ができやすくなり、臭いが漏れる場合もあります。
介護保険利用者の場合、既存の開き戸を引き戸に取り換える際に「住宅改修費」の支給を受けられることもあります。支給の上限は20万円まで(自己負担は1割)。工事を始める前に市町村に事前申請などの手続きが必要になります。
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